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イオン進出!目覚めるカンボジア

   

8月24日夜10時放送、日経スペシャル未来世紀ジパングでカンボジアの首都プノンペンへ進出したAEON(イオン)が特集されていました。

シェリーさんが進行役の番組で、最新の沸騰現場をピックアップしてくれてかなり楽しめますよ!

>> 日経スペシャル 未来世紀ジパング 公式サイト

毎回、専門家がナビゲーターとなり、分かりにくいところをちょっと掘り下げて分かりやすく解説してくれます。今回のナビはこの方でした。

田中陽(日本経済新聞社 編集委員)1985年日本経済新聞社入社。1990年流通経済部記者。
以来、百貨店、スーパー、コンビニエンスストアなどの流通業を深く取材。
主な著書「百貨店サバイバル−再編ドミノの先に−」、近著に「セブン-イレブン 終わりなき革新」(ともに日本経済新聞出版社)など。

以下、番組の放送内容を箇条書きです。備忘録みたいになっていますこと、ご了承くださいませ。

カンボジア進出・挑戦の理由
現地の人の生活スタイルの変化、街角の至るところでスマートホンが売られている、iPhoneやギャラクシーノートなど。
若者がiPhoneの新機種を調べてショップを訪れている。
カンボジア中間層の生活
協力者のマラディさん(32歳)、家族7人で生活、キッチンには日立の冷蔵庫、パナソニックのテレビ、ソニーのステレオ
「日本製は質がいいから好きなんだ」とコメント。
月収は5万円、チェーン展開するショッピングモールの店員、イオンは彼のような中間所得層がターゲット。

生活の向上に追い付いていないものもある。
食材や生活必需品はオールド・マーケットなど、昔からある市場で購入。
ここでは鮮魚や肉が30度近くの場所で売られており、ハエはたかるし、店員も素手で品を直接触り、包丁で捌いて小売している。

このような日常生活を送る人々にイオンは受け入れられるのか?

販売員は日本敷接客の訓練も受ける。
最新式のレジは全て英語、店員同士で接客のシミュレーションをする。
スキャンする部分(バーコード)を確認しながら、商品価格を声にして確認する。
受け取った合計金額をお客に伝えるなど、日本のイオンのレジスタッフ同様に丁寧な対応。

スーパーの目玉となるのがデリカコーナー。
たこ焼きもあるが、カンボジアではタコが高いのでイカで代替。
カンボジア人従業員を指導するのはオタフクソースの社員さん。

イオン店内の専門店190人の店長をあつめて会議、
オープンの10日前でも内装工事のまっただ中、想定よりも1ヶ月遅れていた。
イオンカンボジア、矢島誠社長。

平均年収が30万円を超えると、使い捨ての紙おむつが売れ出す。
カンボジア人の平均年収は1,016米国ドル
プノンペンに限っては、2,000ドルを超えると推定されるが指標に達していないことからも、
イオンの出店はまさに先手必勝だった。

プノンペン市内の100世帯を直接訪問して実態調査した。
調査内容は冷蔵庫の中身。
コーラ、水など既成品が大半、お客さん用のフルーツなど。
肉・魚など、生鮮食品がほとんど入っていない、カンボジア人はその日使う分だけをマーケットで購入している。

冷蔵庫の普及率は32%、3軒に1軒

雑貨売り場では人工芝15cm四方が売れているが理由は語られなかった。 
倉庫は日本の約2倍、流通システムが確立していないので、発注してから納品まで約2ヶ月かかる。

カンボジアの首相を16年間も務めるフン・セン首相が招かれてイオンのオープニングセレモニーが開催された。
イオンの岡田CEO、岸田外務大臣も招待された。
フン・セン首相のスピーチで「カンボジアと日本の友好関係がさらに深まった証」と語られた。

お客はパック詰めの肉に驚いていて、市場の肉より柔らかい、ただし値段が高いと意見を述べる。
オープニングは20%オフセールにして、まず試してもらうようにしていた。

実演販売でカンボジア人を驚かせた、試食するという文化がないから。
味見だけでなく、箱買いも続出した。
一人用の鍋セットまで販売されている、共働き世代が増えて夫婦別々に食事する世帯が増えているからでヒットしている。
具材は野菜や川魚。

デリカコーナーもおお賑わいで、買った調理品を持ち帰る週間がないので、その場で食していた。

現地の人の決済はすべて現金なのだろうか?

プノンペン唯一となるイオン内のボーリング場も大賑わい。
回転寿司の海宝丸が日本の回転寿司店としてカンボジア初進出、食べ放題・飲み放題が980円、魚は日本から空輸している。

家電ショップにnojimaが入り、ノジマの野島社長も駆けつけていた。
海外初進出地を探すときは海外ツアーをしてプノンペンに決定した。

イオン駐車場は約3,000台駐車できるが満車になり、3日間で26万人以上が来店した。

イオンは消費および流通革命を起こそうとしている、選ばえる楽しさを提供する。

日本・タイ・ベトナムからの輸入品が多く関税で高くなっている。
カンボジア国内で流通を整備すれば、コストが下げられる。

1990年、カンボジアに関する会議、UNTAC明石康氏が在任、選挙で新しい監督役がきまるまでのPKO派遣。

UNTACとは: 国際連合カンボジア暫定統治機構(英語: United Nations Transitional Authority in Cambodia)、かつて存在したカンボジアの統治組織。国連の平和維持活動(PKO)機関。国連カンボジア暫定機構とも呼ぶ。

日本からカンボジアへのODA総額2,000億円

ODAとは: Official Development Assistance(政府開発援助)の頭文字を取ったものです。政府または政府の実施機関によって開発途上国または国際機関に供与されるもので,開発途上国の経済・社会の発展や福祉の向上に役立つために行う資金・技術提供による公的資金を用いた協力のことです。

日本橋は内戦によって破壊されてしまったが、1994年に再び橋を建設した。
通勤手段としても物資の輸送路としても欠かせない、1,000リエルリエル札の図柄にも採用されている。

中国は昨年一年間だけで390億円の経済援助をした。
日本橋が渋滞するので、中国がその横に橋を建設している。名目は渋滞解消だが。登りと下りに分ける予定。

the elysee 投資金額320億円でパリのような町並みをつくる。 
中国建設がマリーナベイサンズとそっくりのホテル

進出が盛んなのは韓国企業も入っている、33階建ての分譲マンション、3LDKで約4,000万円、全部で414部屋、既に90%が売却済み。

10年間のカンボジアへの投資額は、
中国9,523億円
韓国4,839億円
日本が400億円弱、確か38Xかな?

TAMASA 家賃付約10から20万円、自由に使用できるテニスコートやプールもある。
TamaHomeが初の海外進出先としてカンボジアを選択。

開発マネージャーの竹内マネージャー、プノンペン経済特区、税金や土地の借用が優遇される。
ここにタマホームが中長期滞在者向けの大型ホテルを建設予定、駐在員向け、スポーツ施設やコンベンションセンターの建設も考えている。

プノンペンは乱開発が進んでいるので、日本の都市開発力で活性化させたい。
5,6年前までは日本からカンボジアへ進出した企業は30数社だったが、いまは100社を超えている。

初の進出をカンボジアにした理由とは?

カンボジアが海外進出の実験室
アジアの中でも進出しやすい2つの理由

・未開の市場
・100%独自資本
 外国人起業への規制が少ないから

失敗した場合に撤退しづらい。単独出資なら撤退もしやすい、出て行く側の都合がいいだけでは?実験室?日本企業だからこそカンボジアにもたらすこととは?消費や流通開発していった時に生じる、現地の人々に生じるかもしれない負の面を解消してもらいたい。

カンボジアが海外進出の実験室に

カンボジアは海外進出を考える企業にとって2つの点で適していると言える。
一つは「未開の市場」、もう一つは「100%独自資本で企業が設立できる」こと。
ほとんどの東南アジアの国では、現地企業との共同出資で事業を起こさなければならない。
しかし、100%独自資本だと万が一事業に失敗した場合、撤退しやすくダメージも少ない。
つまり『実験室』になるということだ。
一方、イオンのような日本企業が出ていくことはカンボジアにとってもメリットがある。
イオンが大切にしている言葉がある。それは「小売業の繁栄は平和の象徴」ということ。
大正時代につくられたイオンの前身「岡田屋」が終戦直後、店を再開したとき
客からこう言われた。「平和が来た。安心して買い物ができる」
カンボジアも20年前は、内戦で生きるか死ぬかの国だった。
いまそんな国に、イオンが買い物する楽しみを運んでいるのだ。

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カンボジアイオン公式サイト http://aeonmallphnompenh.com/

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