カンボジアの銀行・両替・キャッシングなどお金について
■通貨
カンボジアの通貨単位はリエル(Riel)です。USドルがUS$と表記されるように、リエルは単にRと表記されることがあります。日本では入手できないので、現地で両替することになります。カンボジアではUSドルが普及しているので、USドルのみ準備しておいても大丈夫です。
リエル紙幣は50 - 10万の11種類もあり、硬貨はほとんど使われていません。ほとんどの店でUSドルが使えますが、日本円は限られます。
【紙幣】50、100、200、500、1,000、2,000、5,000、10,000、20,000、50,000、100,000の11種類ですが、R20,000以上はほとんど見かけません。屋台などでは高額紙幣のお釣りがないこともあるので、使い勝手の良いR50 - 1,000を多めにもっておくと便利です。
【USドルと円について】ほとんどの屋台やマーケット内の土産屋などでUSドルが使えるのに対し、日本円は使えないところが多いです。USドルとR500 - 1,000を多めに持っておくと買い物をスムーズにできます。
■銀行
2013年5月現在、44行の銀行が営業中と聞いています。以下にABC順で実態調査をしたのちに追記していきます。
A
ACLEDA Bank Plc(アクレダ銀行)
外貨取り扱い銀行で両替できますが、日本円を取り扱っていない銀行もあります。手数料や交換レートは各銀行で異なることがあります。USドルとリエルの交換は、どこの銀行も対応しています。対応していない銀行を見たことがありません。
■キャッシング
【ATM】プノンペンとシエムリアップには24時間営業のATMが普及しています。街をあるいているとあちこちに見かけますし、銀行へいけば必ずといっていいほど設置されています。
VISAかMASTERであれば対応しているので、いざというときに頼りになります。手数料は2 - 4%で各業で異なり、最低US$5です。
【窓口】手数料はATMと同じく2 - 4%。パスポートが必要になります。
■両替
【できる場所】空港、銀行、両替所、ホテル、ツアー会社、街の人
空港のレートは悪く、銀行、ホテル、ツアー会社が同じくらいです。両替所が良いことが多いです。街の人で「両替しないか?」と聞いてくる人がいますが、やめておきましょう。偽札を握らされる可能性がありますし、レートも悪いことが多いです。
■チップ
世界遺産アンコール遺跡群の人気もあり、世界中から観光客が集まります。それに伴いチップの習慣が浸透してきており、グレードの高いホテルやレストランでは渡したほうが良いです。
相場はホテルのポーターやルームメイドにR1,000 - 2,000、サービス料が含まれていないレストランでは総額の5 - 10%です。観光地へ行くと子どもを中心に「荷物運ぶよ!」といってきたり、火照った体をうちわで扇いでくれます。彼らにもR1,000 - 2,000で充分でしょう。
一般的に安いレストランやバイタクなど、その他のサービスにチップを払う必要はありません。相場を把握して、臨機応変に対応することが大切です。